2010年3月11日(木) 09:22 JST

年末年始にむくまない!養命酒としてお酒を飲む飲み方

  • 2008年11月 6日(木) 15:19 JST
  • 投稿者:
    kondo

アルコールと健康

お酒は百薬の長といわれて、適度な飲酒は健康に良いといわれています。
酒飲みには、とても都合の良いお話ですが、何事も過ぎたるは及ばざるが如し。飲みすぎはかえって不健康のもとです。 
これからのちょっと気の早い忘年会シーズンに向けて、管理栄養士の土佐先生にお酒について伺いました。

 

続き どうして健康に良いか・・・
 



 
・ どうして健康に良いか
健康に良いといわれるお酒。どんなところが健康の役に立ってくれるのでしょうか。ココロ(精神面)と体(身体面)から見ていきたいと思います。

まずは精神的な面として、アルコールは、脳を麻痺させる働きがあります。
軽くお酒を飲むと、理性やがまん、社会性を司る大脳新皮質を軽く麻痺させて、開放的な気分にさせてくれます。お酒を飲むと気が大きくなるのもこのためです。
また、興奮や快楽を感じる脳内物質「ドーパミン」の分泌を促進する働きがあります。通常はドーパミンが出るときに、他の興奮を抑える脳内物質も一緒に分泌されて、興奮しすぎずに平静を保てるのですが、アルコールはその平静を保とうとする脳内物質の分泌を抑えてしまうため、興奮は盛り上がる一方なのです。
ドーパミンと一緒に、不安や悲しみを抑える「セロトニン」という脳内物質も分泌されます。
このため、余分な不安やストレスも抑えられます。
日ごろのストレスを忘れて、一時的に楽しい気分になれる。ということです。
また、お酒の持つ香り(香りのあるお酒)にリラックス効果があるようです。

身体的な面として、アルコールは適度な摂取で血中のHDLコレステロール(善玉コレステロール)を増やして、心疾患(心臓病や心筋梗塞など)を予防する働きがあるといわれています。
ただし、これは「適量」あってのもの。また、お酒を飲まない人に無理に勧める根拠にはなりません。
それと、ワインやウイスキーに含まれるポリフェノールには、抗酸化作用があって血液サラサラ効果があります。

・ どれ位が適量か
いくら百薬の長でも、飲みすぎは禁物。「適量」が重要です。
お酒の適量は、アルコールの代謝能力によって個人個人で異なりますが、厚生労働省発表の「健康日本21」には、男性で1日あたり アルコール量20g 女性は男性の半分以下。と言われています。
20gというと、少ないような気がしてしまうのですが、あくまで純アルコールの量ですので、お酒の量に換算すると ビール 500ml  日本酒 約1合  ウイスキー ダブル (60ml) 
となります。
女性の場合、女性ホルモンがアルコールの分解を阻害しますので、男性の半分位が適量といわれています。また、同じ男性でも、少し飲んだだけで赤くなってしまうような、「お酒に弱い」体質の場合、適量はもっと少なくなります。

・ 実は怖い 脳の麻痺
先程も、アルコールは脳を麻痺させる。と書いたのですが、アルコールは脳の表面から内側に向けて、血中アルコール濃度が上がる程、麻痺をすすめていきます。
アルコールの血中濃度によって ほろ酔い→酩酊→泥酔→昏睡→死 に至ってしまうこともあります。
しかも、麻痺が進むとタチの悪い事に「正常な判断力」まで奪ってしまったり、「自分はまだそんなに酔っ払っていない。」などといった、「自己認識」を失ってしまいます。
お酒を飲んだ勢いでつい・・・なんていう失敗を経験している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
飲んだら絶対に車の運転や重要事項の決定などはしないようにしましょう。

 

ほろ酔い

 血中アルコール濃度  飲酒量の目安  症状  
 0.02~0.1% 日本酒1/2合~2合
ビール
 コップ2~ジョッキ2杯
焼酎
 コップ 少量~1杯
ウイスキー
 シングル~ダブル
 ・ 陽気になる
・ 口調が早くなり
大きな声で話す
・ 判断力が鈍る
大脳新皮質が麻痺
(正常な判断力が麻痺)
 酔いの自覚が薄く、
 思いがけない事故を起こす
 可能性がある。
 ・交通事故
 ・プールや海で溺れるなど 

 

酩酊

血中アルコール濃度 飲酒量の目安  症状  
0.1~0.2% 日本酒2合~4合
ビール
 ジョッキ2~4杯
焼酎
 コップ 1/2杯~2杯
ウイスキー
 ダブル2~4杯
・ 何回も同じ話をする
・ ふらふら足元がおぼつかない。
・ 吐き気を催す
・ 記憶が途切れる
大脳辺縁系が麻痺
 (理性が麻痺)
 通常なら理性が働いて
 しないような行動を、
 酔った勢いで
 やってしまうことがある。
 ・けんかをする
 ・物を壊す等

 

泥酔

血中アルコール濃度 飲酒量の目安 症状  
0.2~0.3% 日本酒3合~5合
ビール
 ジョッキ4~6杯
焼酎
 コップ 2杯強
ウイスキー
 ダブル4~6杯
・ 自力で立つことができない
・ 会話が成立しない
・ 激しく吐く
大脳全体が麻痺
 (脳幹や脊髄まで麻痺が進む)
 自分が吐いたもので窒息したり、
 寝込んでしまって起きない。


出典:資料「アルコール血中濃度と酔いの状態」 (社)アルコール健康医学協会
 
これより血中アルコール濃度が上がって、0.4パーセントを超えてしまうと、死の危険があります。
一気に血中のアルコール濃度を上げてしまう「一気飲み」などは特に注意が必要です。

・ お酒のあとのラーメンが美味しいわけ
ちょっと一杯のあと、ついつい誘惑されてしまう「ラーメン」。
だしに含まれる「イノシン酸」がアルコールの分解を促進する。などなど、諸説ありますが
アルコールで食欲が増進されるのと、アルコールを肝臓で分解するときに「糖分」を使うため、シメのごはんものやラーメンが食べたくなる。というのが有力な説のようです。
しかし、ラーメンには油脂も多く含まれていてエネルギーも定食1食分に相当します。
肝臓で使った糖分を補うにはエネルギーオーバーです。
夜の時間帯はもともと「食べたものが体脂肪になりやすい」時間帯。
 
メタボ対策としても、お酒でエネルギーオーバーした上に、更にラーメンでダメ押ししてしまわないようにしたいものです。 

最近飲み会続きでお腹がぽっこり。

なんていう方は特に注意です。


だそうです。
年末年始ははずせない飲み会も多く、飲食料が増えます。
どうせ飲むなら、太らず毒を溜めない健康に良い飲み方をしましょう。
 

 

 

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  • トラックバック オン 2008年11月 7日(金) 20:42 JST

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